ゲーセンのクレーンゲームコーナーでは、店員さんがマイクで色々喋って盛り上げをやっていますよね。
土日や繁忙期などのピークタイムでは色んなゲームセンターで実施しています。
店員さんが、お客様に景品をオススメしたり、アドバイスをしたりとマイクパフォーマンスやっています。
ゲーセンでアルバイトをしている方はやった事ある方が多いのではないでしょうか。
やった事ある方はわかると思いますが、これ難しいですよね?
いきなりマイクを渡されて「景品紹介したらいいから」「盛り上げて」って言われても恥ずかしいし何を話したらいいかわかりませんよね。
私がゲームセンターで働いていた頃も、アルバイトスタッフへマイクパフォーマンスの研修をよくやっていました。
最初からある程度話せる人は稀で、ほとんどの人は恥ずかしがってなかなか喋れませんでした。
アルバイトでマイクパフォーマンスが苦手な方たくさんいるんじゃないでしょうか?
苦手な方でよくあるのが、
マイクパフォーマンスが苦手な人
・マイクで話すのが恥ずかしい
・何を話したらいいかわからない
・話し方のコツが知りたい
ですね。
今回はその苦手を克服する方法を、元ゲーセン店員が詳しく解説します。
意外と簡単にできるようになりますよ?
目次
マイクで話すのが恥ずかしい人
ゲーセンのマイクパフォーマンスが苦手な人の原因はまず「恥ずかしい」からですね。
噛んだり、たどたどしく喋ったらお客さんに笑われるんじゃないかと思うと恥ずかしくて話せませんよね。
この解決方法はひたすらやって「慣れる」しかないのですが、そもそもこのマイクパフォーマンス、誰もちゃんと聞いていないので恥ずかしがる必要がないのです。
例えばあなたがスーパーなどのお店に行った時に、店員さんがマイクでアナウンスやセールを喋っているのをちゃんと聞いていますか?
聞いてませんよね?
つまり誰もちゃんと聞いてないから気にせずマイクで話したら良いんです!
そもそも誰も聞いてないならマイクで話す必要ないのでは?と思うかもしれませんが、私も必要ないと思います。
実際マイクをやった日とやらなかった日で何回か売上比較しましたが、ほぼ差がなかったので、ゲーセンにおけるマイクパフォーマンスの効果はないと私は思います。
しかしお偉いさん方はマイクがないと寂しい、盛り上げや賑やかしが必要と言ってマイクをするように指示して来ますので、やらなければならないのです・・・
マイクで何を話したらいいかわからない人
そもそも何を話したらいいかわからない、という方も多いと思います。
基本話す内容4パターンです。
マイクで話す内容
・いらっしゃいませ
・おめでとうございます
・この景品がオススメです
・接客
いらっしゃいませ
まずは基本の「いらっしゃいませ」です。
「いらっしゃいませ、本日もご来店ありがとうございます」から、他の話す内容に繋げていきます。
お客さんとすれ違う時や、店に入って来た時に「いらっしゃいませ」と言うと効果があります。
おめでとうございます
お客さんが景品が取れた時に「おめでとうございます」と言って祝福しましょう。
「○○の景品を獲得されました、おめでとうございます」と言うと効果的です。
他のお客さんに、その○○の景品が取れてますよってアピールにもなります。
この景品がオススメです
話す事がない時は景品をオススメします。
「こちらには大人気の○○の景品があります、とっても可愛いので是非ゲットしてください」といった感じですね。
景品の特徴を伝えます。
特徴を伝えるのが困るって方が多いですが、適当で大丈夫です、誰もちゃんと聞いてませんので。
上のテンプレで景品名だけ変えてひたすら紹介しても全然大丈夫です。
そうは言っても上手く話せない!という方には、紹介POPを貼るのをオススメします。
3行くらいの紹介POPを貼っておく事で、それを読むだけになるので楽チンです。
フロアを歩き回りながら、「こちらには○○の景品があります、(POPを読む)オススメですよ〜」と言いながら、隣の台に移動してまたPOPを読むを繰り返すだけでずっと話せます。
接客
お客さんへ接客する時にマイクを通すと良いです。
「取り方のアドバイス」が主ですね。
ここでの注意点は、お客さんが話した内容をオウム返ししながら話す事です。
他のお客さんがマイクを通して聞こえるのは、あなたが話している事だけで、そのまま会話すると何について話しているかわからなくて混乱するからです。
【悪い例】
ここで他のお客さんに伝わる情報は、「これ」「ここら辺」という聞いても何のことだかわからない情報になります。
こういった内容は聞いてる側は不快になるので避けた方が良いです。
電車などで電話の話し声が聞こえると不快になるのと同じ状態ですね。
【良い例】
こんな感じで、言われた内容をオウム返ししつつ、アドバイスは言葉でわかるように伝えます。
話し方のコツ
話す内容のご紹介は終わりましたので、それを踏まえて話すコツについて解説します。
話すループを作る
話す内容はわかっても、どれ話そうと悩むとなかなか話せなくなりますよね。
そんな方には話すループを作ると楽です。
マイクパフォーマンスのループ
1.「いらっしゃいませ、本日もご来店ありがとうございます」
2.「こちらには大人気の○○の景品があります、とっても可愛いので是非ゲットしてください」
3.「こちらには大人気の△△の景品があります、とっても可愛いので是非ゲットしてください」
最初はこの123のループをひたすらやると良いです。
全部の景品を紹介しようって思うと頭がパンクしてしまうので、決まった景品2個だけ紹介するのをループするだけで良いです。
この123ループを考えずに言えるくらい慣れてきたら紹介する景品を1つずつ増やしていけば良いです。
最初から色々話そうとせずに、ちょっとずつ話す内容を増やしていく感じですね。
声のトーンは高めにする
マイクで話す時は、声のトーンを高めにするのを意識してください。
声のトーンが低いと環境音に混じって何を言ってるか全くわからなくなります。
電話で話す時声のトーンが上がる人いますよね、それを真似してください。
抑揚をつける
クレーンゲームコーナーのマイクパフォーマンスは、業務アナウンスや注意喚起のアナウンスではないので、抑揚をつけて話しましょう。
語尾がちょっと上がるイメージですね。
強調したいところをあえて2回言ったり、ゆっくり言ったりするのもポイントです。
通販番組を思い出してもらえるとわかりやすいと思います。
「この商品がなんと、○○円○○円なんです!」といった感じですね!
まとめ
以上、ゲーセン店員さんでマイクパフォーマンスが苦手でも簡単に話せるようになる方法でした。
簡単に話せるポイント
・誰もちゃんと聞いてないから気にしない
・話す内容のループを作る
・ちょっとずつ話す内容を増やす
・慣れたら抑揚と声のトーンを工夫する
一気に全部やろうとせずに、1個ずつステップアップしていくと良いです。
最初から完璧にできる人なんていませんので、ちょっとずつ練習していきましょう。
どうしても苦手という方は「いらっしゃいませ」だけからでも始めると良いです。
マイクが上手い人のを聞くのも良い勉強になりますよ。