ゲームセンターにあるお菓子のクレーンゲームって凄く取れそうで見かけたらついついやってしまいますよね。
意外とあっさり取れたり、全く取れなくてお金をいっぱい使った経験あるんじゃないでしょうか。
お菓子だからぬいぐるみよりも簡単に取れそうって思ってやってませんか?
実はUFOキャッチャーのお菓子ってやればやるだけ損してしまうんです。
ちゃんとやり方がわかってやっている人はそうではないかもしれませんが、
大多数の人はゲームセンターにお金を吸い上げられてしまっています。
私はお菓子のキャッチャーは絶対にやらない方がいいと思います。
でもそれでも取れるかもって思ってついやってしまうんですよね。
今回はそんなお菓子の闇について触れていきたいと思います。
目次
お菓子台をやってはいけない理由
では早速お菓子台をやってはいけない理由について解説します。
大きい箱の割に中身がしょぼい
まずはこちらをご覧ください。
今日ゲーセンで当ててきたお菓子の大きさと中身です(っ´ω`c)マッ
大きさと中身の量が比例してなくて爆笑しました笑笑(´^ω^`)ブフォwww
まあこんなもんなのかな笑( `・ω・) ウーム…
ちなみに中身に入っていたのはスコーン10個でした( *˙ω˙*)و グッ! pic.twitter.com/gnj0n3eODx— しょい@低浮上 (@shoi_Sironeko) 2018年2月19日
ゲーセンの景品のお菓子は外箱が無駄にでかい軽く詐欺ってるw pic.twitter.com/yluzASo3RI
— なっつん🙌🌕🙌 (@lovejam723) 2018年3月13日
お分かりいただけたでしょうか?
箱は凄く大きいのに、開けてみると中身はスッカスカです。
これはそもそもは景品法による原価800円以下という制約のせいもあるのですが、
ゲームセンターでよくある大きい箱のパッケージはだいたい原価600円〜700円程度で仕入れているからです。
この原価というのはお菓子の市販価格をさす為、コンビニで売られてる価格と同じ設定という事になります。
つまり、紗々やHORNやポッキーは1箱およそ200円である為、
「200円×3個」+「外装の箱代100円」が中に詰めれる限界個数となり、
大きい箱でも中開けるとせいぜい3個しか入っていないガッカリ感を体験させられます。
ゲームセンター専用の景品仕様の為か、外装の箱代はめちゃくちゃ高いです。
パッケージが印刷された缶のケースに入っているお菓子は、缶の方が価値が高いんです。(中身取って缶捨てたら勿体無いよ)
この事から、ゲームセンターの大きいお菓子1個取るのに600円以上使った時点で損が発生します。
お菓子が取れなくても気にならない
お菓子のキャッチャーってやって取れなくても
「あ〜やっぱり」とか「そんなもん」って思ってそこまで悔しくないですよね?
私が店員の時に見てたお客様も、取れなくてもお連れの方と笑ってました。
ぬいぐるみやフィギュアとは違い、絶対に欲しい物ではないせいか、すぐにまぁいいかって割り切ってしまうんです。
UFOキャッチャーというゲーム体験にお金を使っているという感覚になるんですね。
ゲームセンターはそこにつけ込みます。
取れなくても気にしないって事は、取れなくてもいいんじゃねって事です。
通常ぬいぐるみはPO率30% 2700円で1個取れるくらいで設定してますが、
お菓子はそのさらに下の20%くらいで設定してたりします。
先ほどの大きい箱のお菓子の例でいうと、3500円で1個取れる設定という事です。
店で定価で買っても600円の品が、ゲームセンターだと3500円かかるんです。
大損ですよね??
スウィートランドはやるな、絶対だぞ
お菓子がぐるぐる回っているスウィートランドで写真のようなお菓子のタワーってよく見かけますよね。
タワー部分がそのままスライドして落とし口にきたらいいんですが、
タワーの上部がドーム部分の透明のアクリルに引っかかると積みます。
はたから見ると斜めに傾いてて今にも取れそうに見えるんですが、
重心というか重みがアクリル部分にかかってしまっているので、下部分をいくら押しても動かなくなるんです。
そういう時は地震でも起きて揺れないとほぼ取れません。
頑張って頑張って何回もやったらいつか取れるかもしれませんが、取れた価値に対して割が合いません。
しかも斜めに倒れてほとんど取れなかったっていうケースもあります、その場合店員さんは取り出し口に落ちた分しかくれません。
でも斜めになってたり、もうたくさん金額使っているとやめるにやめられず泥沼になりますよね。
のめり込んではダメです、損が少ないうちに諦めましょう。
優しい店員さんだと神の手でサービスしてくれるかもしれません。
お菓子の仕掛けの中でも絶対にやってはいけない仕掛けはコレ↓
>>クレーンゲームで絶対にやってはいけないお菓子の仕掛け5選【詐欺?】
お菓子台が増えた経緯
6〜7年ほど前から楽市楽座というゲームセンターがお菓子の反動台のシステムを作成し、
そのアクション性から多くの人がプレイするようになり、その他のゲームセンターもこぞってその仕掛けを模倣した。
また、それによりお菓子の需要が増え、新しいお菓子のパッケージが増え、
仕掛けのバリエーションが増加、各ゲームセンターがそれぞれオリジナリティのある仕掛けを作成、
真似し合う事で仕掛けのバリエーションが増えた。
当時はぬいぐるみ1回200円、お菓子1回100円設定が多かった為、
ぬいぐるみと比較するとお菓子台を気楽にやる人が増えた。
さらにアプリガチャのブームにより、100円の価値観が下がる事で、
ゲームセンターで100円使うことへの抵抗感が少なくなった事と、
サービス業全般の人手不足により時給が上昇、1月当たりの手取りが増えた学生がゲームセンターで使う金額が増えるようになった事が考えられる。
総じてお菓子がUFOキャッチャー売上の全体の30%オーバーを叩き出す重要資源となったのです。
でも簡単に取れる事もある
これまでお話した通り、UFOキャッチャーでのお菓子はかなり厳しいです。
しかし全部が全部そうではありません。
お菓子キャッチャーはプレイする楽しさを演出する為、
アクションを重視する傾向があり、そのアクションの設定をミスした台が必ず出てきます。
その台を発見できればきっとあっさりゲットできるでしょう。
Youtubeでよく上がっている動画はそんな台を狙い撃ちしています。
もしくは賞味期限が近い物を狙いましょう。
ゲームセンターで違うと思いますが、安全性の為賞味期限の何日か前にはその商品を全て撤去しなければなりません。
つまりその設定日になると破棄しなければならない為、その前に設定を緩くして取れやすくします。
UFOキャッチャーに賞味期限が掲示してあるPOPがあるはずなので、そこを確認しましょう。
チョコ景品は4月〜5月が狙い目です。
暖かくなってチョコが溶けてしまうので総入れ替えします。
UFOキャッチャーの内部は外気よりも温度が上がりやすい為、もう5月頃になると溶けてしまうので、大放出セールを実施します。
お菓子タワーの攻略はこちら↓
>>【UFOキャッチャー攻略】お菓子タワーの取り方と手前に崩すコツ
反動台の攻略はこちら↓
>>【クレーンゲーム反動台】取り方・コツ・取れない理由を解説します
まとめ
如何でしたでしょうか。
お菓子キャッチャーは取れた時のドキドキ感は味わえますが、
お得感でいうとほとんどなく、むしろ損である事の方が多いのです。
ですので私はオススメしません。
ゲームセンターで働いてる時はずっと心苦しいものがありました。
「どうやってとるの?」と聞かれても、
「運ですよ」とか「アームで引っ掛けて上手く反動させてください」など、
ほぼ取れないのにこういったアドバイスをしないといけませんでした。
「店で買ったほうが安いですよ」「取れないように作られてるからやらない方がいいですよ」
と言ってみた事もありましたが、それでもプレイする人もいらっしゃいました。
人が作った仕掛けで一気に取られる事もありましたが、それでもトータルで見ると店側が負ける事はありません。
取るのではなく「ゲームとして楽しむ」という面で見ると良いのかもしれません。
以上、お菓子キャッチャーの闇についてのお話でした。