クレーンゲームの反動台ってご存知ですか?
箱物のお菓子やフィギュアで使われている仕掛けです。
片方のアームを引っ掛けて反動をつけて景品を落とす仕掛け。
実際にやってみるとグラグラと動くのですごく取れそうに思えるのですが、なかなか取れませんよね。
実は取れない理由があるんです。
きちんと攻略法を知って挑戦しないといつまで経っても取れないですよ。
今回はUFOキャッチャー(クレーンゲーム)の反動台の攻略法についてお話します。
目次
クレーンゲームの反動台とは?
「反動台」とは主にお菓子やフィギュアなどに使われる仕掛けで、
外側に付いたアームの爪で景品を引っ掛けて持ち上げ(写真では左側のアーム)、
景品がアームから外れて落ちた際の反動を活かして、
景品をくるっと回転させて落とす仕掛けの事を言います。
ゲームセンターの楽市楽座が作り上げたとされており、楽市式とも呼ばれます。
大きいサイズの箱に適しており、汎用性もある事から多くのゲームセンターで採用されている仕掛けです。
反動台の特徴
・落とし口が広く設定されており、狙う部分が宙に浮いている為、すぐ取れそうに見える。
・外側のアームの爪は引っ掛けやすいように角度がついている。
内側のアームの爪は引っかからないよう平坦になっている。
・プレイすると、景品がグラグラと揺れて今にも落ちそうな演出になる。
・何回反動させても同じくグラグラするだけになる。
反動台の仕様・取れない理由
反動台はプレイするたびにグラグラと揺れる為、
毎回「あ〜惜しい」「あとちょっと」「次はいける」感が生まれ、何回もプレイしてしまいます。
しかし何度やっても同じ所でグラグラ揺れるだけで一向に取れません。
それがゲーセン側の狙いです。
ゲーセン側が狙ったコースでアクションし続けている場合、
やり続けても取れるようにはなりません。
「凄く落ちそうなのに全然とれない」これが多くのゲームセンターがこの仕掛けを採用している理由です。
取れない理由は、「景品の重心」と「アームのパワー差」「アームの移動制限」です。
景品の重心
この写真は初期位置から1プレイした後の写真になります。
見た目次の1手で取れそうに見えますが、実際にはかなり厳しいです。
そもそもこの位置がゲームセンター側が欲する1プレイ後の正しい位置です。
上の写真の赤い□の部分をご確認ください。
景品の横側を分割して見たとき、赤い□部分が全体の1/5〜1/6くらいあり、
上側の板部分に乗っている青い□の部分が全体の1/2〜1/3くらいある場合、
たとえグラグラ揺れても「重心」が落とし口に向かわず同じ位置で停止します。
一見落とし口側の方が浮いている面積が広い為、
重心が取り出し口側にありそうに見えますが、中に入っているお菓子が乗っている部分に寄っているので、
実際の重心は奥側になっているのです。
アームパワーの左右差
アームパワーは基本、取り出し口側のパワーがかなり強く、景品側のパワーがほぼ0になっています。
これは、景品の位置をリセットするのと、景品の中身の重心位置を奥側にする為です。
1プレイ後の位置から何回かやったりすると、乗っている景品が滑って位置がより手前に来る事があります。
しかし取り出し口側のパワーが強い為に、せっかく景品が取り出し口側に滑っていたとしても、
そのパワーで1プレイ後の位置に戻ります。
さらに、景品を持ち上げる事で、景品の中身を奥側に戻しているのです。
アームの移動制限
何回かプレイしていると景品が滑って取り出し口側に寄っていく事があります。
ここで写真の赤○の位置を左アームで押し込む事が出来れば、
押す強さで反動させて取る事が出来るのですが、そもそもそこを狙えないように移動制限がかかっている場合がほとんどです。
また、押し込む事が出来ないように、アームの下降幅も制限されています。
これら3つの設定がきちんとされている台の場合、何回やっても取れません。
反動台の正規攻略法(非推奨)
こちらは反動台の攻略法をゲームセンターの店員に聞いた時に教えられる攻略法です。
基本的に店側が仕掛けの設定ミスをしていない限りハマるので推奨しません。
反動台で店員さんにやり方を聞いたらだいたいこう答えられると思います。
しかし、先程言ったように、重心とパワー差と移動制限により、取れません。
何回やっても重心は元に戻るのです。
何回もやっていたら、店員さんが重心を手動で変えてくれて(景品を手で揺さぶって)取れるようになったりします。
この方法の場合、まず間違いなく買った方が安いです。
反動台の非正規攻略法(推奨)
こちらは反動台の非正規攻略法です。
YouTube動画で上がっているのはだいたいこのパターンですね。
これは対策されている事が多いので、対策されていない台を発見したらやりましょう。
1.初期位置で「アームのくの字部分」と、「反対のアームの爪部分」に景品をハメてそのまま持ち上げる
斜めにセットされている反動台や、軽い箱の景品の場合成功しやすいです。
重いとパワーが入っていない方のアームが負けて持ち上がりません。
2.軽い箱の景品は、奥側の真ん中を持ち上げるようにするとそのまま持ち上がる
これも1と同じような手法です、景品が平たく置かれている台や、
1プレイ後に平たくなる仕掛けに向いています。
3.写真の赤い○部分を左のアームで押し込む
移動制限がかかってない、初期位置が変わってない場合に押し込めます。
4.写真の青い○部分に右のアームをギリギリに差し込み、アームが閉じる反動で景品をズラして落とす。
アームの初期位置が調整されていない場合に狙えます、左のアームが景品に当たってしまうと押し戻されます。
5.ラウンドワンによくある反動台攻略
赤い○部分にDリングと呼ばれるD型のプラスチックがあります。
その上に景品が乗っているのですが、通常プレイすると、
景品はDリングの奥側に落下し、以降Dリングが手前部分のバリケードとなり、グラグラ揺れるだけになります。
このDリングをよく見るようにしましょう。
写真のように、D部分の頂点から奥側の場合は、触れると奥に落ちるのでやってはいけません。
しかし店員のセットミスにより、D部分の頂点より手前側に景品がセットされる事があります。
その台は、青い○部分を右のアームで押し込むか、
緑の○部分を左のアームでギリギリに引っ掛ける(右アームは景品に当てない)と1手で取れる事が多いです。
反動台の非正規攻略法(邪道)
こちらは反動台の非正規攻略法の邪道編です。店員に目を付けられたり、
やりすぎると弁償させられたりするかもしれないのであまりオススメはしません。
簡単に言うと、「土台を破壊する」です。
こちらもYouTube動画によく上がっていますが、狙い目はUFO7かUFO8です。
UFO7か8は、手前の景品が乗っているフィールド部分をアームで持ち上げる事で、そのフィールドを持ち上げて正規のアクションをしないように破壊する事ができます。
アームのパワーが強い方を、仕掛けの引っ掛けやすいとこにひっかけるだけです。
UFO7か8は、フィールドを支える部分が弱い為、引っ掛けるとアームパワーによって動いてしまいます。
UFO9やクレナはフィールド部分がネジ止めされているので動くよりも前にアームがエラーになって停止します。
他の破壊する方法として、Dリング(景品を支えているD型のプラスチックの輪っか)を
アームで引っ掛けて外すというものです。
ラウンドワンによくある反動台の仕掛けが狙いやすいです。
この赤い○部分をアームで引っ掛けてもぎ取ります。
ここの部分が手前に落ちないストッパーの役割を果たしている為、
ここがないとすぐ落ちるようになります。
反動台攻略のポイント
反動台攻略のポイントを解説します。
1回やってみる
まずは1回お試しで攻略できないかやってみましょう。
初期位置だといけそうであれば、店員さんを呼んでセットし直して貰えばいいのです。
1回で取れる台もままあるので、どの反動台もとりえず1回やってみるのはアリです。
すぐに見切りをつける
だいたい3回やっても取れないなら諦めましょう。
取れない台は何回やっても取れません、見切りが重要です。
景品が減ってる台or新しく作られた台を狙う
UFOキャッチャーの背面部分の景品が減っているものは、取れる可能性が高いです。
しかし乱獲されて対策済みかもしれませんので、何回もやらないようにしましょう。
新しく作られた台は作り込みされてない可能性が高いです。
変な掴み方・引っ掛け方をする
落とし口が広く、取り出し口側のパワーが入っている台の為、
意図したところ以外を狙った場合、通常とは違ったアクションをしてそのまま取れる可能性が高いです。
景品が暴れやすい仕様の台なのです。
反動台の攻略動画
以下YouTubeで上がっている反動台の攻略動画になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
UFOキャッチャーの反動台の攻略でした。
ポイントは正規の狙い方ではない部分を、アームで押し込んだり、引っ掛けたり、すると意外と取れると点です。
また、何回やっても取れないものは取れないのできっぱり諦めるのが肝心です。
ぬいぐるみを取るならその1台に3000円使いましょう、お菓子を取るなら30台に100円ずつ使いましょう。
これが取るコツなのです!