今回は最近のUFOキャッチャー
「UFO CATCHER9 second」や「UFO CATCHER TRIPLE」や「UFO CATCHER TRIPLE TWIN」の隠された機能についてご紹介します。
新しいという理由もありますが、隠し機能によるゲームセンター側への利便性の高さから多くのゲームセンターが大量導入しています。
目次
他のUFOキャッチャーから売上が見れる
「UFO CATCHER9」「UFO CATCHER9 second」「UFO CATCHER TRIPLE」「UFO CATCHER TRIPLE TWIN」は同店舗内でWiFiで接続する事が可能です。
WiFiで接続する事により、別の台からでも調べたい台の売上や獲得個数を見る事が出来ます。
これにより、「1時間あたりいくら使われて何個取れているのか」「最後に獲得されてから何回プレイされているか」がどの筐体からでも調べる事が出来ます。
その為、「もう3000円使った」が本来であればその機械の内部の売上を見るか、
プレイしている回数を目視でカウントするしか真偽を判定する方法がありませんでしたが、遠隔ですぐにわかるようになったのです。
これにより店員はそんな嘘をつく人には取らせなくなるのです。
逆に本当にお金をたくさん注ぎ込んだ人は、見てくれと言えばどれだけ使ったか確認してもらえます。
プレイ回数によりLEDの点灯が変わる
「UFO CATCHER9 second」「UFO CATCHER TRIPLE」「UFO CATCHER TRIPLE TWIN」はプレイ回数によって、筐体天井に付いているLEDの色が変わります。
※「UFO CATCHER9」はLEDが搭載されていないのでこの機能はありません。
上の画像が通常状態のLED点灯パターンです。お店によって、色の設定が変わりますので青色だけではない場合もあります。
上の画像がプレイ回数によってLEDの色が変わった状態です。左上の部分だけ、色が緑色になっています。
これは「○回連続プレイで左上を緑色にする」という機能があるからです。
店舗によってこの回数は変わると思いますが、基本的に、「この色が点いていたら取りやすくサポートしていいよ」もしくは「この色が点いていたらもう取らせていいよ」の合図に使われます。
これも同じく「もう3000円使った」の真偽判定に使えます。
逆に左上が緑色に点灯していたら、「難しいので取りやすくして欲しい」と店員に声をかけると取りやすくしてくれるかもしれません。
確率機の機能
2本爪の実力機である「UFO CATCHER9」「UFO CATCHER9 second」にも確率機の機能が備わっています。
アシスト機能と呼ばれるもので、これも確率機と同じく一定の金額に達するとパワーが上昇する機能です。
確率機についての詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
クレーンゲームの確率機ってなに?攻略法と確率を無視する裏ワザ
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確率機と若干違う点としては、設定されたアームパワーに、アシストするパワーを追加で設定する点です。
設定されたアームパワーが10で、アシストパワーが30とすると、
通常はパワー10で動きますが、アシストが発動すると40のパワーになるという事です。
アシストされたからといってパワーがその設定値になるだけなので、
そのアシストのパワー設定がそもそも低いと、絶対取れるというものではありません。
景品をアームで引っ掛けて転がして落とす台によく使われます、最初は全く動かないのに、ある程度お金を使ったら急に動くようになります。
この機能はオンオフが出来るので、この設定が使われていない台もあります。
隠し機能によるゲームセンター側の利点
接客をメインとし、プレイ回数に応じてサポートの可否を判断していたゲームセンターでは、
アルバイトスタッフ個々の練度により、お客様へのサポートの頻度やサポートのレベルを判断しなければならず、
ある程度きちんと出来るまではそれなりの経験する時間を要しました。
しかし、これらの隠し機能が備わった機械が多数設置された事で、
「今どの台がどれくらい」使われているかがすぐにわかるので「どれくらいサポートしていいか」がすぐに判断出来るようになりました。
これにより、「もう3000円使った」などの嘘に惑わされたり
「たくさん使っているのに取れない」方を誰でも逃さないように出来るようになったのです。
遠隔でパワーや設定の調整は出来ない
WiFiで遠隔で売上や獲得個数を見れるようにはなっていますが、現状では見るだけの機能になっています。
別の台からその台のパワーや設定を変更する事は出来ません。
近くで店員がこちらを見ながら何か操作していると、
何かやってるのかと疑いたくなるでしょうが、
「売上データを見ている」か「その台の設定を変えている」だけです。
隠し機能の注意点
これらの隠し機能にも注意点があります。
お金はきちんとカウントしているので正しいのですが、取れた個数については、
「取り出し口にあるセンサーを通ったか」で判定している為、
実際には機械の中のクッション用のボールが落ちてセンサーが反応しただけなのに、機械上では獲得した事になってしまいます。
これらの機械は獲得時(センサー通過時)にカランコロンと音がなりますので、
獲得していないのに音が鳴った場合は店員さんに相談するようにしましょう。
特に確率機の場合はこのカウントがされると全く取れなくなります。
逆に取り出し口やアームに挟まっていて、センサーを通過せずに直接店員さんに手渡しされた場合、
獲得個数のカウントを手動で進められなかったら、ボーナスタイムに入ります。
今まで注ぎ込んだ金額そのままで次の景品にチャレンジする事が出来るのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はUFOキャッチャーの隠し機能についてのお話でした。
機械の進歩により、アナログだったものがどんどんデジタル化していっています。
将来は店舗全体のUFOキャッチャーが一括管理されるようになり、
取れていない台や取れすぎている台がアラートされるようになり、調整がすぐさま行われるようになるかもしれません。
運営していた側としてはその進歩は大変楽でありがたいのですが、
プレイする側のギャンブル性としてみると、どれも均一化されて面白味に欠けるゲームセンターになってしまうのかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。