【スタホ4】メダルの引っ越しは可能?どこの店舗でも引き出せる?

今冬稼働予定の『スターホース4』はこれまでとは違う、独自のメダルシステムで運営されます。

これまでスタホ3を遊べていたゲームセンターの通常のメダルレートとは違い、スタホ4独自の3パターンのメダルレートの中から、ゲームセンターが設定したメダルレートで運営されます。

 

さらにメダルはこれまでの実メダルから、電子メダルのみの対応となり、メダルゲームは新たな時代を迎えようとしています。

そしてスタホ4ではこれまでできなかった、他店舗への引っ越し機能が搭載される事により、自分が育てたデータを維持したまま他の店舗へデータを移すことができます。

 

ここで疑問に思うのは、『メダルも移動できるのか?』ですよね。

もしメダルの移動が可能なら、「安いメダルレートの店でメダルを購入して、自分の家の近く・環境が良いけどメダルレートが高い店に引っ越して遊ぼう」ってなりますよね。

 

そうするとメダルレートが安い店舗に売上が集中し、メダルレートが高い店舗は売上がなくなってしまうので、全店一番安いレートで運営せざるを得ません。

プレーヤー側としては嬉しいですけどね。

 

実際、メダルの引っ越しは可能なのか?どこの店舗でも引き出せるようになるのか?について、元ゲーセン店員の私が解説します。

レース中の馬の画像

 

『スタホ4』メダルの引っ越しは可能?メダルが安いレートの店から移動できる?

メダルのイメージ画像

では早速メダルの引っ越しは可能なのか?メダルが安いレートの店から、高いレートの店へ移動できるのか?について解説します。

結論として、移動できません。

 

移動できない理由について解説します。

※開発元のセガからの仕様の公式発表はまだありませんので、移動できない根拠に基づく発言です。情勢の変化により結論が変わる可能性があります。

※8月27日追記

公式で引っ越し機能に関するご注意が公開されました。

MESTAの預け入れメダルは「引っ越し」できませんと明記されています。

 

『スタホ4』メダルはどこの店舗でも引き出せるの?回答の根拠

ハテナのイメージ画像

前項でメダルの移動はできないと回答した理由について解説します。

簡単に説明すると、法律で禁止されているからです。

 

風適法の解説

法律の画像

ゲームセンターは風適法を守る事で営業を許可されています。

その中の風適法23条の3項にて、メダル他これらに類する物をお客様が店外に持ち出す事を禁止しています。

遊技場営業者の禁止行為

第二十三条 三 遊技の用に供する玉、メダルその他これらに類する物(次号において「遊技球等」という。)を客に営業所外に持ち出させること。

引用:電子政府の総合窓口e-Gov風適法のページ

 

これにより、ゲームセンターはお客様がメダルを『購入する』のではなく、『貸出する』と表記しています。

フロアでは『メダル販売機』ではなく、『メダル貸出機』になっていますね。

 

メダルはお客様に貸出なので、メダルの所有権はゲームセンターにあります。

余ったメダルは店舗が一時的に預かるという事で持ち出しを防いでいるのです。

 

そしてこの禁止事項により、メダルはたとえチェーン展開しているゲームセンターであっても、他店ではメダルを引き出して遊ぶことができないのです。

データであっても、メダルの店外への持ち出し扱いとなる為です。

つまりスタホ4のメダルの店舗外への移動はできないという事になります。

 

しかし、スタホ4は独自の電子メダルになるのでその影響を受けないのでは?とお思いになるかもしれません。

ではスタホ4のロケテストの映像を見てみましょう。

スタホ4メダルレートの画像

がっつりメダル貸出と書かれてますね?

つまりスタホ4も風適法の禁止行為が適用されるのです。

この事からもスタホ4の店舗間のメダル移動ができない事の証明になります。

 

あれ、そのへんクリアできるよう何か改正があったんじゃないの?って思う方いるかもしれません。

それについては次項で解説します、

 

「健全化を阻害する機械基準」の改正

メダルゲームのイメージ画像

2019年1月15日からゲームセンター業界団体が定める規定での「健全化を阻害する機械の基準」の改正が行われ、「メダルの電子化」が可能になりました。

JAIA倫理委員会(委員長:山下 滋)では、メダルゲーム営業の活性化を図ることを目的に、メダルゲーム機で使用されるメダルの枚数を電子化することが出来る内容の基準改正を行いました。

この改正により、メダル市場の活性化に向け、次のようなメリットが生まれると考えております。
①実メダルの煩雑な管理から解放され、店舗スタッフの業務が大幅に軽減される。
②設備投資のコストが大幅に削減される。
③メダルの電子化により、不正防止又は違法営業の抑制につながる。

なお、改正された機械基準は、2019年1月15日から施行されます。

引用:JAIA公式ページ

これによりスタホ4はメダルの完全な電子化により運営することが可能となったのです。

 

そもそもこれは何なのと言いますと、今現在使われている「スタホ3」や「G1ワールドクラシック」などのメダル転送システムがありますよね。

これ実はグレーな運営形態だったのですが、これまでうやむやになってたものを、OKにしてしまおうという改正です。

 

つまり、メダルの店舗間移動を可能にする改正ではなく、メダルの転送システムをOKと解釈するというだけの事です。

業界団体のルールを変更しただけで、風適法の規制変更ではないのです。

 



そもそもデータの引っ越しはしてもいいの?

引っ越しのイメージ画像

メダルの移動禁止はわかったけど、これまでできなかったデータの引っ越しができるようになったのはなぜ?

という疑問が出ますよね。

 

セガの公式発表によりますと、データの店舗引っ越し機能搭載と、その内容が書かれています。

1度引っ越すと30日後であればまた別の所へ引っ越すことができるようですね。

スタホ4引っ越し機能の説明画像

引用:スタホ4公式サイト

 

スタホ3では同じAimeカードでも、違う店舗でスタホ3をやろうとすると、新しいデータが作成され、同じデータは同じ店舗でしか使えませんでした。

その理由について、スタホ10周年記念の質問コーナーの際に、「なぜ全国共通でカードが利用できないのか」と質問が寄せられ、開発側の回答は「風適法の禁止事項に該当する為」と返答しています。

 

確かに、「メダルその他これらに類する物(次号において「遊技球等」という。)を客に営業所外に持ち出させること」において、その他これらに類する物が、育てた馬も該当するのであれば、持ち出す事ができないと解釈する事ができます。

 

ではなぜスタホ4では引っ越しが可能になったのでしょうか?

スタホ4専用という独立したメダルだから適用外?

そうするとメダルの移動自体も可能?

そもそもメダルゲームという枠組みから外れる?

 

う〜ん、公式発表がないのでこれについてはよくわかりませんね。

 

仮にスタホ4専用メダルだからという解釈でメダルの引っ越しが可能とするならば、セガやタイトー、ラウンドワンなども独自の店舗メダルを使用しているので、全国の店舗でメダルバンクが共通で使えるという解釈になっても良いのではと思ったりもします。

 



その他のスタホ4情報

情報のイメージ画像

ここではその他のスタホ4に関する情報をまとめてご紹介します。

別記事へのリンクを載せますので、興味がある方はぜひご覧ください。

 

スタホ4の稼働日やゲームセンターが置かれている状況についての記事はこちら↓

>>スタホ4の発売でゲームセンターは悲鳴!?気になる稼働日はいつ?

 

スタホ3からスタホ4へのデータ引き継ぎ内容や、仕様変更のメリットデメリットについてはこちら↓

>>スタホ4へのデータ引き継ぎ内容が公開!仕様変更のメリット・デメリット

 

スタホ4専用メダルのメダルレートや会員ランク制度についてはこちら↓

>>スタホ4のメダル貸出枚数と会員ランク制度が公開!ゲームセンターはどう動く?

 

プレイに必要な電子マネー情報はこちら↓

>>【スタホ4】プレイに必要な電子マネーはどれが一番おすすめ?

 

スタホ4ネットについての情報はこちら↓

>>【スタホネット】SH4.NETへのデータ引き継ぎ内容と利用料金

 

遊び方や新要素についての情報はこちら↓

>>【スタホ4】遊び方と新要素7つを紹介

 

まとめ

競走馬のイメージ画像

以上、スタホ4のメダル引っ越しは可能?どこの店舗でも引き出せる?についての解説でした。

結論、法律によりメダルの店舗間移動はできないという事でした。

 

私個人の希望としては、メダル移動もできれば良いのにという考えです。

メダル移動ができれば、メダル会員ランクシステムがあるので、メダルを貸出するならランクを上げてランクが上がっている時にまとめて貸出した方がお得です。

最高ランクになると、貸出レートが2倍になるので、レートが安い店舗で一気にまとめ買いして、レートが高い店舗でメダルを一切貸出せずに遊ぶ、というプレイスタイルが主流になりそうです。

 

そうなるとレートが高いゲームセンターは自店舗でメダルを貸出してもらえず売上が上がらなくなって必然的に一番安いレートせざるを得なくなります。

 

プレーヤー側としては店舗差がなくなるので嬉しいですね。

 

さて、これからスタホ4はどうなっていくのでしょうか、これからの情報が楽しみです。


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