ゲーセンの入り口によく設置されている『ミニクレ』最近増えてきましたよね。
通常のUFOキャッチャーの1/4程度の面積なのに、これ1台で上下左右の4席もプレイ可能という、とても設置効率が良いプライズマシンです。
このミニクレは省スペースかつ、小さい景品を色んな種類設置できる事から、お子様の目を引きやすいゲーセンの入り口には多数設置されており、特に親子連れの方が多いショッピングモールのゲーセンでは大量に設置されています。
お父さんやお母さんは、お子さんが「あれやりたい」と言ってねだられてプレイした事があるのではないでしょうか。
ゲーセンだけでなくおもちゃ屋さんにも設置されてたりしますよね。
しかしこのミニクレ、プレイしてみると全然取れないですよね?
こういった3本爪のクレーンゲームは確率機と呼ばれる仕様になっているのですが、それでも何十回やっても取れないって事ありませんか?
実はこれ、確率機ですが設定次第で何回やっても取れない仕様になっているんですよ。
最近は価値の高いワーコレ なんかもこの台に投入されてますよね。
どうしても欲しくて、でも何回やっても取れなかった、そんな悔しい思いした事ありませんか?
そこで今回は、もとゲーセン店員の私が、ミニクレの確率機の仕様と攻略法を解説します!
目次
ミニクレが何回やっても全然取れない理由
ミニクレが何回やっても全然取れない理由を解説します。
取れない理由は、「店員の設定ミス」「ゲーセンが取れない設定にしている」「アームが汚れている」のいずれかです。
この場合、何回やっても取れません。
通常きちんと設定されていれば、ずっとプレイしていれば確率がきて取れるようになります。
確率機ってそもそも何?って方は、別記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。
>>クレーンゲームの確率機とは?仕様と攻略法・確率を無視する裏技を解説
次項でそれぞれの取れない理由について解説していきます。
ミニクレの確率機の仕様
ミニクレの確率機の仕様について解説します。
大きく分けて3つの設定項目があり、これらの設定を変える事で取りやすくなったり、取りにくくなったりします。
ペイアウトサポート機能
ペイアウトサポート機能とは、設定したプレイ回数失敗するとアームパワーが指定のパワーに変化する仕組みです。
設定値は1回〜100回まで設定可能です。
例えば10回に設定していると、10回目まではアームが景品を持ち上げても取り出し口に持ってくる前に景品を落としてしまいますが、11回目になるとアームが景品を落とさずに取り出し口まで運んできてゲットできるという仕組みです。
もし11回目に失敗したとしても、12回目以降も取れるまでこのモードは継続します。
簡単に言えば、この機能がONになっていると、指定回数失敗するまで景品が全く取れないという設定です。
この設定の問題点は、設定が100回まである事です。
ゲーセン側がこの回数を上げれば上げるほど取りにくくなります。
トリプルキャッチャーやデカクレといった他の確率機とは違って、恐ろしいくらい取りにくい設定にできてしまうのです。
これが何回やっても取れない原因の「ゲーセンが取れない設定にしている」になります。
3種類のアームパワー設定
ミニクレは3種類のアームパワー設定があります。
①アームが景品をつかむ時の強さ
パワーは20%〜90%の間で設定します。
先ほど説明しました、ペイアウトサポートの指定のパワーはここのパワーに固定されるようになります。
②アームが景品をつかんで上昇する間のつかむ強さ
パワーは20%〜90%の間で設定します。
③アームが景品をつかんで取り出し口に戻る時のつかむ強さ
パワーは20%〜90%の間で設定します。
例えば①50%、②30%、③25%、ペイアウトサポートを10回としていた場合。
10回目までは50%のパワーで景品を持ち上げ、30%のパワーで上昇し、25%のパワーで取り出し口に戻ります。
上昇段階でパワーが20%も下がるので、景品を落としてしまってゲットすることができません。
しかし11回目になるとペイアウトサポートがつくので、50%のパワーで景品を持ち上げ、50%のパワーで上昇し、50%のパワーで取り出し口に戻ります。
パワーが下がらないので、景品をゲットすることができるという仕組みです。
①のパワーの設定を、景品が持ち上がらないパワーに設定してしまうと、ペイアウトサポートがオンになったとしても絶対に取ることができません。
これが何回やっても取れない原因の「店員の設定ミス」になります。
アームパワーの変化時間設定
アームパワーが①から②へ変化するまでの時間を設定できます。
設定値は0.0〜12.0の値です。
この時間を短くするとアームパワーが②へすぐに移行するので、一瞬だけ持ち上がって景品が落ちるという挙動になります。
ミニクレの攻略法
ミニクレの仕様がわかったので、攻略法について解説します。
◆アームにゴムが付いている台をプレイする
写真の台は、左右どちらも同じ景品が入っています。
しかし左のアームの先端には黒いゴムが付いていますが、右のアームには付いていません。
このゴムは滑り止めの役割になっているので、これがないと景品が滑り落ちやすくなってしまいます。
特にワーコレ などの箱物はこのゴムが付いていないと非常に取りにくいです。
◆プレイ回数をカウントする
プレイ回数を数えて、何回で確率が来るのか数えましょう。
ワーコレなどの複数種類の景品が欲しい場合、設定値が分かればその回数分消化するまで放置するのもアリです。
ハイエナプレイというやつですね。
誰かがある程度プレイして諦めた台は、プレイ回数のカウントが継続されているので早く取ることができます。
◆取り出し口のバリケードに景品を引っ掛ける
確率を無視して取るためには、持ち上げて取るのではなく、引っ掛けて取るようにすると良いです。
ちょっとずつ取り出し口側に景品をズラしていって、景品をバリケードに引っ掛けます。
バリケードへの引っかかり具合が甘ければ、景品の奥側を持ち上げて手前に転がすようにします。
バリケードへの引っかかり具合が深ければ、景品をアームで押し込んで手前に転がすようにします。
ど真ん中を持ち上げようとすると、真下に落ちて失敗してしまうので、ズラして持ち上げるのがポイントです。
確率を無視する裏技
確率を無視する裏技をご紹介します。
特にワーコレなどの箱物に有効な手法です。
それは、「アームのゴムを店員さんに水拭きしてもらう」です。
アームのゴムは滑り止めの役割をしているのですが、放っておくとホコリが付着して滑り止めの機能が低下してしまいます。
ですのでそのゴム部分を水拭きしてもらう事で、滑り止め機能が復活して取りやすくなるのです。
いきなり店員さんに拭いてくれと言っても断られる可能性が高いです。
実際に滑りまくってそもそも持ち上がらないという場合に有効ですね。
ゲーセン店員さんとの交渉のやり方については別記事で解説してます↓
>>クレーンゲームで取りやすくする為のゲームセンター店員との交渉術
実際にワーコレ をゲットしているYouTube動画の紹介です。
確率がきている時の挙動がわかりやすいと思いますので参考にしてみてください。
まとめ
以上、ミニクレの何回やっても取れない理由と、確率機の仕様と攻略法についての解説でした。
何回やっても取れない理由
・店員さんの設定ミス
・ゲーセンが取れない設定にしている
・アームのゴムが汚れている
店員さんの設定ミスは全く取れなくなる場合がありますが、逆にめちゃくちゃ取りやすくなる場合もあります。
大手のゲーセンは設定マニュアルが存在するので、この景品はこのパワーでといった設定値で作成されます。
しかし店舗によってアームのゴムの汚れ具合が違うので、滑り止め効果に強弱が出ます。
これにより滑り止め効果が高いアームだと、確率を無視して取れる現象が起こしやすくなります。
特に大手ゲーセンはアクション重視する傾向にあるので、持ち上げるアームパワーは強めに設定します。(移動するパワーはめちゃ弱設定です・・・)
最近はワーコレがミニクレに投入されているので、コレクターの方はコンプするのが大変になってますね。
この記事でしっかり仕様と攻略法を学んでプレイしましょう!