みなさんはゲーセンのメダルコーナーで遊んだことありますか?
無料券をもらって数十枚お試しプレイした経験ある方多いと思います。
この枚数を一気に100枚1,000枚に増やすぞって意気込んでプレイしますよね!
でも一瞬でなくなってしまって、楽しめたって方は少ないんじゃないでしょうか。
悔しいからメダル買おうと思ってもいきなり1,000円払うのは高いし・・・
1,000円払って買っても、すぐなくなりそうで怖い。
そうなんです、メダルゲームってやり方知らずにプレイすると、メダルがすぐなくなってしまうんです。
メダルコーナーによくある、プッシャー機と呼ばれる、テーブルが動いてメダルを押し出して落とすゲーム機ありますよね。
初心者でも簡単そうに見えるし、『マリオ』や『ポケモン』や『モンハン』など有名なゲームを題材にしたプッシャー機が多いので、ついつい遊んでしまいます。
でもこれ簡単そうに見えて、適当にメダルを入れても増えないんですよ?
メダルばかり狙って、押し出して落とすやり方だと増えないんですよ。
メダルを増やすコツ知りたくないですか?
私はゲーセンで10年以上働いていましたので、メダルゲームの仕様や攻略法を知っています。
機械の内部設定やデータ推移も熟知しているので、実際にプレイするだけではわからない情報もたくさんあります。
そこで今回は、元ゲーセン店員の私が、メダルを増やすコツ、プッシャー機の仕様と攻略法について解説します。
目次
メダルを増やすコツ
メダルを増やすコツについて解説します。
ズバリ、『メダルが出やすい台を選ぶ』ことです!
メダルゲームで大型のプッシャー機などは1台で10席あったりしますよね。
その10席の中でも、メダルが出やすい台と出にくい台があります。
その出やすい台を見極めてプレイするのがコツです。
出にくい台でいくらやってもメダルは増えません。
パチスロとかで高設定の台を探すのと同じようなものです。
その見極め方について解説していきますが、そもそもメダルゲームのプッシャー機の仕様を知っていないと理解がしにくいと思いますので、仕様から解説していきます。
メダルゲームのプッシャー機ってそもそも何?
プッシャー機とは、ゲーム機中央のテーブルがスライドする事により、メダルを押し出して落とすゲーム台の事です。
コナミ製のプッシャー機は
「グランドクロス」や「フォーチュントリニティ」や「スピンフィーバー」や「マーブルフィーバー」や「ヴィーナスファウンテン」があります。」
セガ製のプッシャー機は
「バベルのメダルタワー」や「レッ釣りGO」や「北斗の拳バトルメダル」があります。」
バンダイナムコ製のプッシャー機は
「海物語ラッキーマリンシアター」や「海物語IN沖縄」があります。
プッシャー機の遊び方
細かなゲーム性は機種によって異なりますが、大体同じ流れで遊びます。
ゲームを進めてJP(ジャックポット)の大当たりを当てるのがプッシャー機の目的です。
1.メダルを入れて、チェッカー部分にメダルを落とす
プッシャー機のテーブル部分や、落とし口付近に穴が空いたチェッカーが付いているので、そこにメダルを落とします。
メダルを落とすと、画面のスロット部分のルーレットが回転し、抽選がスタートします。
抽選が当たると、メダルが何枚か払い出されたり、ボールが払い出されたりします。
2.ボールをメダルで押して落とす
次に出てきたボールをメダルで押し出して落とします。
(機械によって、大きいボールと、小さいボールがたくさんあるパターンに分かれます)
・大きいボールを落とすと抽選が始まります。JP抽選に進むマスか、メダルが当たるマスに入り、
JP抽選マスに入るとゲームがJP抽選へ進行します。
・小さいボールは何個か落とす事でステップが貯まっていき、ステップが規定数貯まると抽選が始まります。
JP抽選に進むマスか、メダルが当たるマスに入り、JP抽選マスに入るとゲームがJP抽選へ進行します。
3.JP抽選
JP抽選に入ると、中央部分の大きいモニターや機械での抽選になります、
ここでJPを引くと、画面にでかでかと出ている数千枚のメダルが大当たりします。
これを繰り返してメダルを増やしていきます。
ゲーム機毎に確変モード(スロットの図柄が揃いやすくなる)や、一気にJP抽選に進める特殊ボールがあったりします。
メダルゲームのプッシャー機の仕様
プッシャー機はメダルが「何枚入って」「何枚払い出された」かを常に計算し続けて、当たりが揃う確率を操作しています。
昔のプッシャー機はメダルが落ちるとダイレクトに手元に出てきていましたが、
現在のプッシャー機は、一旦落ちたメダルを1枚1枚計数し手から手元に来るようになっています。
これにより、基本的に設定された払い出し数値になるよう機械は制御するようになっています。
ペイアウト率
メダル機には全てペイアウト率設定というものが存在します。
「何枚入れたら何枚払い戻すか」という設定です。
例えばこの設定が90%だとすると、100枚メダルを入れられたら90枚返ってくる設定という事です。
次に90枚入れたら81枚返ってきて・・・81枚入れたら73枚返ってきて・・・これを繰り返して最終的に0枚になるのが基本の仕様です。
普通に何も考えずにやってたらメダルがなくなるのはこれが理由です。
フィールドペイアウト率
メダルプッシャー機には、フィールドペイアウト率というものが存在します。
これはペイアウトとは違い、「フィールド部分に落ちたメダル全部の中で、どれくらい手前の穴に落ちたか」というものです。
プッシャー機はフィールドの両サイドに穴が空いていて、そこにメダルが落ちると回収される仕組みになっています。
この横穴が広ければ広いほど、いくらメダルを入れても横穴に回収されてしまうので、
手元に落ちてくるメダルは減り、逆にこの横穴が狭ければ狭いほど、メダルが手前にたくさん落ちてくるようになります。
プッシャー機の横幅を調整する事で、フィールドペイアウト率を調整します。
フィールドペイアウトは概ね50%〜60%で収束するように調整されています。
機械はこのフィールドペイアウトが今何%出ているかで、ペイアウト率を細かくコントロールしているのです。
例えばペイアウト率90%で設定されていた場合、メダルを100枚入れると90枚戻ってくる仕様なのですが、
この90枚をどう調整するかがフィールドペイアウトで決めています。
フィールドペイアウトが50%の場合、メダルを100枚入れたら、何もなければ50枚返ってきます。
(50枚は横穴に回収されます)
そして機械は不足分40枚をスロットの当たりで補う為に、抽選で80枚の当たりを出してフィールドに払い出します。
80枚フィールドに払い出されたメダルは、50%の40枚を横穴に回収され、40枚が手元に出てきます。これでトータル90枚戻ってきました。
このフィールドペイアウトによる当たり枚数の調整により、メダルを使っているうちに当たったり外れたりして楽しみながら、徐々にメダルが減っていくようしているんです。
ボールの抽選
ボールが落下すると抽選が行われますが、この時の抽選はランダムなのでしょうか?
「いいえ、違います」、ボールの発射タイミングによってコントロールされています。(若干のランダム要素はありますが)
ルーレットの回転速度と機械の傾斜により、一定のタイミングでボールを発射する事で、狙った位置にボールを落とすことが出来ます。
カジノのディーラーやサイコロで狙った目を出すみたいな感じですね。
しかし汚れや摩耗、機械の傾きによりコントロールがずれる事もままあります。
JPの穴から空気が吹き出したりする仕様はありません。
中にコンプレッサーが入っている台はないので。
メダルを増やす為の攻略法
さて、プッシャー機の仕様の説明は終わりましたので、ここからは攻略法です。
簡単に説明すると、「メダルがいっぱい回収されている台を狙え」です。
例えばペイアウト90%の台で、メダル1万枚入れられて5千枚払い出された席と、
メダル1万枚入れられて9千枚払い出された席があるとします。
前者はすぐにでも4千枚払い出されても良い状態ですが、
後者は設定値になっているのでしばらく出ない、ですので前者の台をプレイしましょうという事です。
しかし実際にはその台が何枚入って何枚払い出されたかを見るのはスタッフにしか出来ません。
そこで、目で見てわかる情報で判断していきます。
◆横穴がどれくらい閉じているか
横穴の幅は同じ機種でも席毎に微妙に違います、左側が大きく空いているのに右側は閉じていたりと、様々です。
プッシャー機を覗き込むと、横穴を塞ぐスライドバーを見ることが出来ます。これが閉じていれば手前に落ちやすいので狙い目です。
◆フィールドにボールたくさんあるか
フィールドにボールがたくさんあると、JP抽選へのチャンスがある=機械がメダルを出そうとしているので狙い目です。
逆にフィールドにボールが一切ないと、出尽くした後かもしれません。
◆ボールストックがいくつ貯まっているか
小さいボールを何個も落とす台の場合、抽選へのステップが何個か貯まっている席があるので狙い目です。
◆揺らしたらダメ
振動センサーが付いているので、揺らすとエラーになります。
メダルを増やす為の裏技
ここからはプッシャー機の裏攻略法です。
機械の不具合を狙ったものですので、発見されるとプレイ中断を声かけられるかもしれません。
自分から狙って壊してはいけません。
◆フイールドの横穴塞ぎ
両サイドに落ちる穴があるのなら、もしこれ塞がってたら全部手前に落ちてくるんじゃないってやつです。
カイジでありそうなやつですね。
両サイドの穴はレールで下まで繋がっているのですが、ここにメダルが詰まる事が稀にあります。
だいたいスタッフがエラー対応時に部品をちゃんと戻さないのが原因なんですけどね。
ヴィーナスファウンテンやマリオの不思議のコロコロキャッチャーでなりやすいです。
横穴が塞がると、フィールドペイアウトがおかしくなるので、機械がいくら制御しようとしてもメダルは出続けます。
◆ボールカウントミス
機械はフィールドにあるボールをカウントしているのですが、
ボール抽選などでエラーが出たりすると、そのカウントがズレます。
機械はフィールドにボールが1個しかないと判定しているのに、
実際にはフィールドにボールが3個あったりという感じです。
この場合、ボールが1個落ちると機械はボールがフィールドになくなったと判定して、
スロットでボールが当たる確率を上げてきます。
これにより抽選チャンスが増えて当たりやすくなります。
これはその席でテストメニューに入ると現在のカウント数を見る事が出来るのですが、
店員さんしか見れないので、「なんか普通よりボール多いな」とか「やたらボールが当たる」
って思ったらこの状態になっているかもしれません。
逆にやり続けても一向にボールが払い出しされない場合、
フィールドにボールがあると機械が勘違いしているかもしれないので店員さんに確認してもらいましょう。
◆センサー不良
プッシャー機はそれぞれのカウント数をセンサーで制御しています。
黒いコの字型をしているのでがセンサーです。
コの部分の間をメダルが通ってセンサーを遮光する事で、1枚とカウントします。
このセンサーに不具合があると、きちんと制御できなくなります。
メダルが入る時のセンサーが誤作動していれば、
1枚しか入れていないのに2枚でカウントしたりして、倍戻ってくるようになったりします。
よく壊れるのがフォーチュントリニティのセンサーです。
下の画像の位置のセンサーが、スタッフがメダル詰まりを直す時にぶつけてよく壊します。席から普通に見える位置にセンサーがあります。
グニャって曲がっていたりすると壊れています。
このセンサーが壊れると、「何枚手元に払い出されたか」のカウントに異常が出ます。
実際には100枚手元に払い出されているのに、機械は30枚しか払い出していないと判定したりします。
その為、機械は不足分を払い出そうとメダルを出し続けるのです。
しかしいくら出してもカウントが進まないので、機械上のペイアウトは50%と、数値上は全然出ていない台になります。
しかもこのセンサーが直されても、機械上は出ていない状態が続いていたので、しばらくはメダルが出続けます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メダルを増やすコツと、メダルゲームのプッシャー機の仕様と攻略についての解説でした。
ゲームの仕様を知って、出やすい台を見極めてプレイするのがメダルを増やすコツですね。
何も知らずに適当にプレイすると全部機械に回収され、その後仕様を知っている人に全部もっていかれてしまいます。
プレイするなら、機械をよく見るというのが大事ですね!
プッシャー機にも色んな種類がありますので、普段メダルゲームをやらない方も、この攻略法を参考にプレイしてみてはいかがでしょうか。
メダルゲームについては色々ルールがあるので、初心者の方はルールを読んでおくことをオススメします。
知らずにルール違反行為をやって出入り禁止や損害賠償とかになると大変なので・・・