「鬼滅の刃」のゲーセンフィギュアの人気が凄いですね。
アニメ1期は終了しましたが、続編の映画化が決定しており、アニメ2期の制作も硬いでしょう。
原作の漫画も山場を迎え、これからますます盛り上がること間違いなしの鬼滅の刃!
そんな人気の鬼滅の刃のキャラクターが続々とフィギュア化されてゲーセンプライズとして発売されていっています。
人気の高さから転売ヤーにも目をつけられ、Amazonやメルカリなどで高額転売されています。
特にバンプレストから発売している絆の装シリーズは人気が高いです。
シリーズ物なので集めている方や、キャラクターファンの方は是非とも欲しいフィギュアですが、その人気の高さから発売日にでも行かないとゲーセンでは売り切れてしまっている事があります。
売り切れだからと諦めずに複数のゲーセンを巡ると、まだ在庫が残っている店舗がたまにあります。
発見できた喜びで早速プレイしようと思うでしょうが、ちょっと待ってください。
そのクレーンゲームをプレイするのは危険ですよ。
この記事では、元ゲーセン店員の私が、人気フィギュアの在庫が残っているクレーンゲームをプレイすると危険な理由、人気フィギュアの今後の在庫や価値について解説していきます。
目次
鬼滅の刃フィギュアの在庫がゲーセンに残ってたら危険?
鬼滅の刃フィギュアが、発売から数日経つのにまだゲーセンに残っていたら危険です。
その理由は簡単です、取れないからです。
なぜ取れないのがわかるかと言うと、以下の2つの要因があります。
転売ヤーが取り尽くしていない
冒頭でもお話した通り、鬼滅の刃フィギュアは高値で取引されるので転売ヤーが狙っています。
発売日に全てのゲーセンを巡って取れるだけ取るのは当たり前です。
ゲーセンによっては個数制限もありますが、複数人で取る、時間をズラしてスタッフが変わってから取る、気にせず取るなんてのはザラです。
そんな転売ヤーの魔の手?から逃れて在庫がまだ残っている店舗というのは、ラッキーではなくお金をかけても取れないので手を付けられていないだけなのです。
ゲーセンが難易度を上げている
ゲーセンは営利企業なので、利益を追求します。
需要がある商品は高く販売するのが当たり前です。
通常フィギュアは3,000円前後、ペイアウト率30%くらいで取れるように設定しますが、鬼滅の刃フィギュアは人気が高いので強気に4,000円以上で取れるように設定します。
ひどいところはもっと高く設定しているでしょうね。
実際プレイしてみて5,000円以上かかった方いらっしゃいませんか?
店員さんに難しいと伝えても「鬼滅の刃は人気なので」とか言われて納得してしまっていませんか?
多少難易度を上げて設定してもプレイする側が納得してしまっているので、ゲーセンは強気に運営することができるのです。
普通にプレイして3〜4千円で取れるような台は発売から数日で在庫切れになるんです。
にも関わらず残っているという事は、それ以上かかる=取れないという事になりますね。
鬼滅の刃フィギュアはなぜ在庫が少ないのか
鬼滅の刃フィギュアはなぜ在庫が少ないのかについて解説します。
ゲーセンのフィギュアの発注は、3〜4ヶ月前にそのゲーセンの本部が一括で行います。
店舗別に1ケース購入しますとかではなく、本部が一気に数百ケース発注し、それを各店舗に1ケース、半ケースと振り分けするのです。
ここでのポイントは、発注が3〜4ヶ月前という事です。
人気が爆発した「鬼滅の刃 フィギュア-絆ノ装-壱ノ型竈門炭治郎」が発売されたのは7月末でした。
鬼滅の刃フィギュアはこれが初登場となりますので、ゲーセン本部はそこまで売れると予想しきれていませんでした。
ゲーセンプライズの中でフィギュアはそこそこ売れる商品ではありますが、全盛期と比べると勢いも落ちてきているので、売れても1店舗1ケースを捌くのがやっとの時代です。
ですので各店1ケース(32個)、売上が悪いところはその半分の半ケース(16個)しか発注していません。
第一弾の人気爆発から慌てて追加発注しようにも発注は締め切られているのでこれまでは少ないままでした。
しかし8月から4ヶ月経過しているので、これからのフィギュア納品は増えていきます。
高くで売れるとわかっている商品はたくさん発注しますよね。
今後納品が増えていかない場合は、メーカーが製作数を絞っている可能性があります。
人気が高いフィギュアは取るのと買うのどっちが安い?
フィギュアをゲーセンで取るのとメルカリなどで購入するのはどっちが安く手に入るのでしょうか。
上述した通り、鬼滅の刃フィギュアのゲーセンでの取得難易度は上昇しています。
それを考えるとクレーンゲームを攻略して取るよりも、購入した方が安い場合が多いです。
よっぽどクレーンゲームに慣れた方や得意な方でなければ購入する方が安くなっているのが現状です。
転売で購入する方が増える事で、転売する人がどんどん増えていってしまうのも考えものですが、どっちが安いかという観点で見ると購入した方が安くなりがちなんですよね。
そして転売ヤーが増える事で、ゲーセンはその人たちに合わせたクレーンゲームの難易度にするので、初心者や苦手な方はますます取れなくなるというスパイラルに陥っています。
元ゲーセン店員の私としてはあまり喜ばしい状況ではないです。
本来であればクレーンゲームをプレイして入手するものが、プレイが上手な転売ヤーを中継して購入するという、変わった環境になっています。
もうメルカリやAmazonで普通に購入できてしまうので、ゲーセン限定プライズである必要もあるのかどうなのかと思ったりしますね。
メーカーが直接3,000円で販売しつつ、ゲーセンにも卸すといった手法にするのもありではないかと思います。
ただ、クレーンゲームで使える景品が販売価格800円までという縛りがあるので、メーカーが直接販売するというのができない状況ではあります。
(3,000円で販売すると、原価800円だとしてもクレーンゲームでは使えない)
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今後の鬼滅の刃フィギュアの価値はどうなる
鬼滅の刃フィギュアの価値は、今後発売されるものに関してはどんどん値下がって行きます。
その理由は各ゲームセンターの納品数が増える=需要が満たされ価格が落ち着くからですね。
しかしこれまでに発売されたフィギュアは再販されない限りは高値キープし続けます。
供給が止まっているので値上がりし続けている状況です。
2019年7月末に発売した「鬼滅の刃 フィギュア-絆ノ装-壱ノ型竈門炭治郎」は、発売日直前はAmazonで3,560円で販売されていました。
しかし2019年12月1日現在は、Amazonで8,800円で販売されています。
2倍以上に跳ね上がっていますね。
ここからさらに倍以上に上がっていくかというと、そこまでは上がらないと思います。
ただ1万円付近の値段は続きそうです。
鬼滅の刃フィギュアを何としてもクレーンゲームで取りたい
鬼滅の刃フィギュアは購入した方が安い場合が多いと解説しましたが、転売を購入するのは嫌だ、自分で取りたいという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方には別記事でとり方を解説していますので、こちらをチェックしてチャレンジしてみてください!
フィギュアの発売日についてはこちらをチェック!
アニメをもう一度見たい方はこちらをチェック!