ゲームセンターで仕事していると、ゲーム機のエラー対応や修理、組み立て作業で工具が必要になりますよね。
バージョンアップ作業だとネジを外して、部品付け替えて、またネジを締めて・・・
これを何十回、何百回と繰り返します。
ひと昔前のマジアカのバージョンアップとか発狂ものでした。
通常のドライバーやレンチとは違う、作業スピードや効率が劇的に上がる便利な工具をご存知ですか?
便利な工具があるのに使わないのは時間が勿体無いですよ。
ゲームセンターで働く事を本業にしている方は、自前で工具を揃えるのをオススメします。
異動などの店舗環境に左右されない事と、店舗工具は必ず誰かが紛失するからです。
あと自前の工具を持っていない人は、仕事に対する本気度が伺えますし、お察しのスキルだったりします。
板前さんで自分の包丁持ってない人いませんよね?
何十万もする物ではないので、先を見据えて自己投資しましょうよ。
私がゲームセンターで勤務していた時はコツコツ買い揃えていきました。
今回はそんなゲームセンター業務で絶対に使うべきおすすめ工具10選をご紹介します。
目次
おすすめ工具10選
では早速おすすめ工具をご紹介していきます!
私が実際に購入して役立った工具です。
持っていない工具があれば是非購入を検討してみてください。
電動ドライバー
まずは電動ドライバーです!
ドライバーを使って機械を分解したり組み立てたりする作業はめちゃくちゃ多いので、これがあるとないとでは作業スピードが劇的に変わります。
店舗に1個はあるかと思われます。
しかしこれ、2〜3個あると便利です!
なぜならバージョンアップ作業や新規筐体の組み立ての際は、2〜3名で作業する事が多く、電動ドライバーが1個だけだと同時に使う事が出来ないので、複数台あると効率が変わります。
また、バッテリーも充電しながら使うために複数個用意しておくと良いです。
バッテリーが切れて使えなかったら意味がないので。
合わせてビットセットがあると重宝します。
六角用はこちら
トルクス用はこちら
ソケット用のアダプターはこちら
ネジザウルス
潰れたネジや錆びたり固くなったネジを取るのに非常に役に立つのがこのネジザウルスです。
ゲームセンターの筐体は基本2号ドライバーで対応するのですが、たまに1号ドライバー(2号より小さい)で回す人がいるので、ネジが潰れてしまい外せなくなる事が多々あります。
また、ホッパーのネジなどを無理に回して潰す事も多々あるので、このネジザウルスがあると簡単に取る事が出来ます。
メーカー出荷時の異常なほどに締められたネジも、これでちょっと緩めた方が外しやすいです。
はんだ吸い取り器
基盤を修理する際に、もともと付いている部品のはんだを外すのにはんだ吸い取り器が便利です。
通常ははんだ吸い取り線やシュッ太郎などではんだを取り除きますが、このはんだ吸い取り機は電動で吸い上げてくれるので、綺麗に素早く取り除く事が出来ます。
ただ、値段が2万円と結構するので、あまりお金をかけたくない方はシュッ太郎を使うと良いでしょう。
基盤を頻繁に修理するような人であれば、はんだ吸い取り器を買った方が絶対お得です。
一瞬でハンダを取り除く事ができます。
Dセンサーや、ワンダーランドのレバー部分の基盤交換の速度が劇的に変わります。
これは正直買うかめちゃくちゃ迷いました。
基盤修理の頻度がそこまで高くないんですよね。
費用対効果を考えると、うーんって感じでした。
でも思い切って買ってみると、やっぱりあると便利だなと思いますね。
1度使うともうシュッ太郎でちまちまやれなくなります(笑)
テスター
電気が導通しているか確認に使うテスターです。
筐体の電源が入らなくなった時、コンセントが悪いのかプラグが悪いのかスイッチングが悪いのか、テスターを使えばすぐに判別できます。
また、配線の電気信号の導通もチェックできるので、コネクタ配線のどれが断線しているかを見分けるのにも使えます。
これも1店舗1個はあると思われますが、自分用があると便利です。
電装圧着工具
コネクタなどの電装の圧着に使う工具です。
便利ポイントはネジを綺麗に切れる事です。
筐体のネジを誤まって紛失してしまった時などに、いろんな所から回収したネジの中で当てはまるネジを探して使うのですが、
サイズは合っても長さが合わないネジに、この工具を使って切る事で適切な長さに調整する事が可能となります。
LANケーブルテスター
LANケーブルが導通しているかチェックするテスターです。
ネットワークエラーが出た際に、LANケーブルをこのテスターに繋ぐ事で、どこの部分でLANが途絶えているのかを探すのに役に立ちます。
特に営業中や、フラットLANを使用している店舗では、いちいち引き直して確かめる前に、断線しているかチェックすることができるので非常に便利です。
また、ゲーム機ごとにポート指定があるタイトーLANのチェックにも有効です。
色んな場所を経由して結果どのLANかこんがらがってしまうタイトーLANですが、筐体に刺すLANとハブに刺すLANをテスターで導通チェックする事で、すぐに判別することができます。
これはめちゃくちゃ役に立ちました。
LANケーブルは見た目上では切れていなくても、内部のどこか1本断線しているだけで使えなくなるので、このテスターを使うとチェックがすぐできます。
マグキャッチ
特にメダルゲームのエラー対応の際に、ネジを外すとよく落としてしまいます。
それを防ぐために、ドライバーにマグネットを付けるのをおすすめします。
ネジをうっかりホッパー内に落としてしまうとホッパー詰まりの二次災害が起きてしまうので、ネジが落ちない対策をしておくと良いです。
電動ドライバーに付けておくと便利です。
ノコギリの刃
メダルのレール詰まりの対応に使えます。
フォーチュントリニティのエントリーや、フィーチャーワールドのエントリー、スピンフィーバーのJPレールの詰まり除去に凄く便利です。
そのまま使うと刃が付いていてケガをする可能性が高いので、必ず刃をグラインダーやヤスリで削り落としてから使ってください。
色んな道具を試しましたが、これが一番薄さと硬度と柔軟性が適していてメダル詰まり除去に役立ちます。
エントリー部分にこれをグサッと差し込むだけで詰まりが取れます。
ちょうどメダルの幅よりもちょっと狭くて、強度があるのでオススメです。
22mm六角ディープソケット
筐体のシリンダー交換に使えます。
モンキーレンチではなくソケットレンチでやるとすぐ外せるのでこれが便利です。
ディープタイプじゃないとシリンダーのおしり部分に当たって回せないので、ディープタイプを購入してください。
特にプリクラの金庫BOXのシリンダーは鬼のように硬いので、ソケットレンチでやらないと外せないです。
エクステンションホルダー
用途が限られますが、maimaiのフロントパネルを外すのに使います。
通常のドライバーでは届かないくらい深い部分にナットがついているので、電動ドライバーにエクステンションホルダーをつけて外すと効率が上がります。
maimaiは結構モニター部にホコリがたまるので、この工具があると作業が効率化できます。
まとめ
以上、ゲームセンター業務で絶対に使うべきおすすめ工具10選でした。
アルバイトの方で店舗にあって用途がわからなくて、使ってなかった工具があればぜひ使ってみてください。
社員の方で工具を持っていない方は購入しましょう。
自分が使う工具くらいは自前で用意するのが良いですよ。
毎日何かしらのゲーム機がエラーで停止します。
その対応に毎回何時間もかかるので、修理する時間を短縮できる工具は購入すべきです。
空いた時間を別の作業にあてたり、残業時間を短縮できたりするので!
>>【ゲーセンってブラック?】元ゲーセン店員が実態を教えます
最優先で購入すべきは電動ドライバーです!!
これは劇的に作業効率が変わります。
持ってない人はすぐ買いましょう。
組み立て作業をドライバーでちまちまやってる人がたまにいて、ほんとびっくりします・・・
ホームセンターで色々な工具を見るのも楽しいものですよ、意外な便利グッズを発見できたりするので!
ここまでお読みいただきありがとうございました。