ゲーセンには毎週新しいフィギュアが多数発売されますよね。
自分が好きなアニメや漫画のキャラクターのフィギュアだとついつい欲しくなってクレーンゲームをプレイしてしまいます。
それがシリーズ物だったりすると毎回出るたびに取らなきゃってコンプ魂がウズウズしますよね。
昨今ゲームセンターにおけるプライズゲームの売上市場規模の拡大により、日々様々なキャラクターのフィギュアが制作されています。
ゲームセンターのUFOキャッチャーの台数増えてきたなって感じませんか?
ゲーセンの代表格であった格ゲーなどのアーケードゲーム機は縮小傾向にあり、代わりにクレーンゲームなどのプライズゲーム機が増加傾向にあります。
宇宙一クレーンゲームの台数が多いゲーセンでお馴染みの、「エブリディとってき屋 東京本店」さんではなんと448台も設置されています。
私が働いていたゲーセンも、プライズゲームは100台以上設置されていました。
それだけUFOキャッチャーが儲かるって事ですね!
100円で一発で取れる事もあれば、3,000円使ってようやく取れる事もあります。
フィギュアが取れた時、すぐ取れて儲けたな、なかなか取れずに損したな、なんて考えますよね。
そもそもゲーセンのフィギュアっていくらで取れたら得なの?
という疑問に、元ゲーセン店員の私がゲーセン側での損得のラインも交えて解説します。
目次
ゲームセンターのフィギュアっていくらで取れたらいい?
それでは早速、ゲーセンのフィギュアっていくらで取れたらいい?の疑問についてお答えします。
ズバリ、3,000円以内で取れたら妥当です。
フィギュア1体を3,000円くらいで取れたのであれば、商品を定価で買った時と同じようなものだと思ってください。
損はしてないですよね?
では一体いくらで取れれば得になるのかについて解説していきます。
ゲーセン側としての設定金額と、フィギュア自体の価値について、2点別々に解説していきます。
ゲームセンター側としての設定金額
ゲーセンはフイギュア1体につき、およそ3,000円で取れるように想定して仕掛けを作成します。
フィギュアなどの景品の原価は800円(法律により景品の原価は800円以下と定められている)です。
ゲーセンは景品を販売する時に、原価率を30%で設定しています。(大手のゲームセンターはどこも30%です)
原価率の算出方法は、原価÷売上×100=原価率(PO)です。
計算すると、800÷売上×100=30%。
売上=約2,700となります。
この売上というものが、フィギュア1個あたりに対しゲーセンが設定している販売価格になるのです。
この2,700円に展示したフィギュアなどの消耗分を上乗せして、1個あたり3,000円という設定になります。
「フィギュア1体を3,000円で取れる」 =「定価」という事ですね。
服に例えると、定価1,000円のTシャツ(原価300円)を、1,000円で買う感じですね。
同じTシャツを半額セールで500円で買うとお得に感じますよね?
それと同じで、フィギュア1体を1,500円で取れるとかなりお得です!
原価率が50%になっているので、人件費や電気代諸々を考えると、ここが損益のギリギリラインです。
フィギュア1体を800円で取れるとめちゃくちゃお得です!
原価800円を割り込んでくるともうゲーセンは損でしかないですね、仕入れ値より安い値段で売る商売してたら潰れます。
フィギュア自体の価値としての妥当な金額
次に、フィギュア自体の価値として考えてみます。
ゲーセンフィギュアの価値の基準は、レアかどうかで判定されます。
造形云々は置いておいて「そのフィギュアの数自体が少ないかどうか」が価値の大きな設定基準になっているのです。
アニメの人気キャラクターだから価値が高いってわけではないんですよね。
なぜなら、そのキャラクターは何度も何度もフィギュア化されている点と、景品自体の原価が800円までとなっているので、フィギュア自体のクオリティにはそこまで大差がない点があるからです。
ワンピースのルフィやゾロのフィギュアやドラゴンボールの悟空のフィギュアなどは、いつゲーセンに行ってもありますよね?
昨今プライズマシンの市場規模拡大により、全国のゲーセンのフィギュア仕入数もどんどん増えています。
その為、フィギュアの需要に対し、供給の方が上回ってきている状況です。
ですので、最近のゲーセンフィギュアの価値で考えた時に、レアという付加価値がほとんどありません。
Amazonやメルカリなどで転売されているフィギュアは1体あたりどれも約2,000円前後で取引されています。
発売初週だけは3,000円前後で取引されますが、下がるペースが早くなっています。
得するフィギュアの選び方
なるほど、ゲーセンで3,000円で取れたら普通で、2,000円で取れたら得なんだ!
よし、ゲーセンで何かフィギュア台やってみよう!
ちょっと待ってください!
ゲーセンでプレイする前に、Amazonかメルカリで値段をチェックしてください!
あなたが何か商品を買うとき、普通安いところを探しますよね?
Amazonや楽天やメルカリをチェックして安いところで買いますよね?
それと同じ事をフィギュアでもしましょう!
Amazonやメルカリでそのプレイしようとしているフィギュアが2,000円くらいなら、買った方が安いです。
もちろん、2,000円より安くで取れる可能性もありますが、普段クレーンゲームをやらない人であればまず取れないので、ギャンブルせずに買った方が安上がりです。
最近は副業ブームなので、せどりや転売でAmazonにたくさんのフィギュアが日々出品されています。
最新のフィギュアなんて、発売日前に価格が設定されて売られていますね。
ですのでプレイする前にフィギュアの価格をチェックすることをオススメします。
フィギュア台の攻略法
プレイして取るより買った方が安いってわかってても、やっぱり景品が落ちた時の興奮や快感が大事っていう方もいると思います。
「ゴトン病」って言われたりするくらい、取れた時は気持ち良いものですよね。
そんな方の為に、別記事でクレーンゲームの仕掛け別の攻略法を解説していますので、興味がある方はこちらをご覧ください。
◆ラウンドワンでよくある、坂道にペラ輪が付いているフィギュアが置いてある仕掛けの攻略法
>>【ラウンドワン攻略】クレーンゲームのフィギュア台の取り方とコツ
◆どこのゲーセンでも見かける、棒2本の上にフィギュアが置いてある仕掛けの攻略法
>>【クレーンゲーム橋渡し攻略】取り方のコツと取れない理由【写真で解説】
◆フィギュア取るのが得意で、売ってみようって考えている方はこちらを参考にしてください。
>>ゲームセンターせどりは儲かる?フィギュア価格の調べ方と販売方法
まとめ
以上、ゲーセンのフィギュアはいくらで取れたら得?についての解説でした。
損得ライン
・4,000円・・・損
・3,000円・・・普通
・2,000円・・・得
・1,000円・・・めちゃくちゃ得
3,000円で妥当、2,000円でお得といったところですね。
上手い人は500円以内でだいたい取ってしまいます。
それくらいで取らないと、転売しても儲からなかったりするんですよね。
なので上手い人は見極めがとても優れています。
取れないって思ったらスッパリとやめて別の店に取りに行きます。
クレーンゲームって取れそうで取れないハラハラ感が演出されているので、ムキになって何回もプレイしてしまいがちですが、一度冷静になってスッパリ諦めるのも大事です。
損切りをしないとドンドン沼にハマっていってしまいますよ・・・
ただやはり取れた時の快感は忘れられないので、見かけるとついついやってしまいますよね。
もしプレイされるなら、しっかり攻略法を見てからプレイするのをオススメします。