意外と知らないメダルゲームのルールと用語を解説

どうも、元ゲーセン店員のiwanaです。

皆さんはメダルゲームを遊んだ事ありますか?

ラウンドワンなどの複合施設では、

ボウリングなどの精算時にメダルの体験チケットを貰ってちょっとだけ遊んだ事ある方も多いと思いますが、

遊んでもすぐ無くなってしまったりや、ルールを知らない為店員に注意されたり、

遊んでいたら謎のエラー画面になったりと、困った経験ありませんか?

 

初心者でもメダルゲームで遊ぶ際に困らないように、

今回はメダルゲームのルールや用語について解説していきたいと思います。

 

メダルの基本ルール(ハウスルール)

メダルの基本ルールを解説します。

換金できない

法律により、メダルは現金や景品などと交換する事ができません。

メダルが増えた分は、貯めるのみで、何かと交換する事はできませんので、

「メダルを増やす」、「次回来た時にまたその増えたメダルで遊ぶ」のが楽しみ方になります。

誤ってメダルを貸出(購入)してしまっても、返金対応できないのはこの為です。

 

メダルは貸出

メダルの所有権はその店舗にあります。お客様はメダルを購入するのではなく、

現金と引き換えに貸出されています。

その為、メダル販売機ではなく、メダル貸出機と記載されています。

 

メダルの持ち出し・持ち込みの禁止

メダルの所有権は店舗にある為、余ったメダル等を店舗外に持ち出すと窃盗罪になってしまうので、

ハウスルールで禁止されています。

また、持ち出したメダルを再度持ち込んだり、他店舗のメダルを持ち込む事はハウスルールで禁止されています。

 

持ち込んだ場合は枚数にもよりますが、悪質な場合出入り禁止と持ち込んだ枚数分の賠償等の処分となるケースが多いです。

他店舗メダルを持ち込むケースですと、店舗によってメダルのサイズが若干異なる為すぐに機械に詰まったり、

メダル預入機に入れてもログが残り、犯人が特定されやすい為オススメしません。

 

置いてあるメダルや、落ちているメダルを拾って遊ぶのは禁止

誰かが放棄したメダルや、地面や機械の下に落ちているメダルの所有権は店舗にある為、

それを拾って遊ぶのは窃盗と同じ扱いになってしまいます。

 

現金はすぐ届け出るのに、メダルだとそのまま遊んでしまう人が多いのですが、

メダルの場合でも店員さんに届けるようにしましょう。

 

メダルを置いてトイレに行く方も多いのですが、置いたままだと盗られる可能性もあるので、きちんと管理しましょう。

財布置いてどこかに行ったりしませんよね?メダルも同じと思ってください。

 

メダルの譲渡・販売の禁止

メダルはお客様個人への貸出となっているので、第三者への譲渡や販売は禁止されています。

友人にあげたり売ったりしてはダメという事です。

これも発覚すると出入り禁止や賠償させられます。

 

メダルの保管期限がある

増えたメダルや余ったメダルは、その店舗で預入するのですが、これには保管期限があります。

店舗により異なりますが、概ね最終利用日から30日が期限となっています。

最後に利用した日から30日が保管期限で、それ以内に利用したらまたそこから30日が保管されるという事です。

 

この30日を過ぎてしまうとメダルが0枚になってしまいます。

メダル口座開設時やハウスルールに記載されているので、店舗に言っても戻って来ません。

 

風適法の入場制限ルールよりも厳しくなっている場合がある

メダルゲームコーナーはその設置されている機種(パチンコやパチスロなどのギャンブル要素が高い機械)がある為、

店舗独自で入場制限ルールを設けている場合があります。

学生服の方や小学生が入れないといった規制がある店舗もあります。

店舗毎に異なるので、確認してから遊ぶようにしましょう。

 

メダルの用語解説

メダルの用語を解説します。

PO

ペイアウト率、賭けているメダルの何%が戻ってくるかという事。

この設定値が高ければ高い程出やすく、低い程出にくくなります。

 

店舗により異なりますが90%前後で設定されています。

90%の場合、簡単に言うと、100枚使うと手元に90枚戻ってくる仕様という事です。

実際にはこれまでに使われたメダル分を加味して計算される為、

たくさんメダルが使われていて出ていない台は、メダルが出やすい為狙い目と言う事です。

 

メダルとクレジット

メダルは現物のメダル1枚を1枚と数えますが、

クレジットは機械に入れた際に変換されたメダル枚数となります。

機械によって設定が異なる為、1メダル=1クレジットではない場合もあります。

馬系のゲームに多いです。

 

1メダル=20クレジットの台の場合、100メダル入れると2000クレジットとなる為、

通常より多く遊べますが、払い戻しの際はクレジットの1/20に計算されてメダルが戻ってきます。

 

ジャックポット(JACKPOT・JP)

いわゆる大当たりの事を指します。

大きい機械の真ん中のモニターにデカデカと表示されているのがジャックポットです。

ゲームを進めて、抽選さらに抽選で大当たりに入ると得る事ができます。

 

プッシャー機

メダルを押し出して落とすゲーム機の事をプッシャー機と言います。

フォーチュントリニティや、海物語、グランドクロス等がこれに属します。

 

マス機

メダルを入れてクレジットを消化して遊ぶゲームをマス機と言います。

スターホースなどの馬系のゲームやビンゴ等のゲームを指します。

 

ホッパー(HOPPER)

メダルゲームには各機械の中にメダルを貯めて払い出す装置が入っており、それをホッパーと呼びます。

当たったメダルを払い出すホッパーをターミナルホッパーやセンターホッパーと言い、

プッシャーゲームなどの押し出す機械で落ちたメダルを数えて払い出す装置をカウントホッパーやアウトホッパーと言います。

 

このそれぞれが払い出したメダルの枚数をカウントする事で、POが設定値になっているか確認し、制御しています。

 

ホッパーエンプティ(HOPPER EMPTY)とジャム(HOPPER JAM)

ホッパーの空っぽと、詰まりのエラーになります。

当たりメダルを払い出している際に発生する事があります。

 

エンプティであればメダルを補充するだけなのですぐ対応が終わりますが、

ジャムであるとどこかにメダル詰まりが発生している為、直すのに時間がかかる場合があります。

 

5分〜20分以上程度かかる為、長くなりそうな場合は移動をお願いされる可能性があります。

 

アテンダントペイ(ATTENDANT PAY)

メダルを払い出ししていると、機械の上限枚数を超えた際にこのエラーが発生します。

アテンダントペイの表記の下に数が表示されるので、

その枚数が未払いとなっている為、店員さんを呼んでその枚数を手渡ししてもらう必要があります。

 

チルトエラー(TILT ERROR)

機械が振動を感知するとこのエラーが出ます。

要するに機械を揺らしたり叩くとこのエラーが出ます。

このエラーが出た時は、店員さんに「すみません、ちょっと当たっちゃいました」と言ってエラー解除してもらいましょう。

 



メダルで遊ぶのは高い?

メダルは初期投資がある程度必要で、何も考えずに遊ぶとメダルがあっという間になくなってしまい、

時間当たりで見ると他のゲームをやった方が安く感じるかもしれません。

 

ですが、メダルゲームを上手く遊んで増やせた場合、

以降はメダルがなくならない限りずっとタダで遊べるので、

上手く遊べる人はずっとお金を使わずに遊び続ける事ができます。

 

どこのゲームセンターもですが、毎日朝から閉店まで遊んでいる常連さんがゴロゴロいます。

その中ではメダルをずっと貸出せずに遊び続けている人もいます。

 



まとめ

いかがでしたでしょうか。

メダルゲームのルールや用語についてお話しました。

 

スマホアプリの台頭や、娯楽の多様化により、メダルゲームは以前よりも格段に遊ぶ方が減ってきています。

しかしメダルの貸出枚数も一昔の1000円80枚から1000円300枚に増えたり、

メダルゲームも日々進化したり新しいゲームも出たりしているので、

遊んだ事がない方はぜひこの機械に遊んでみてはいかがでしょうか。

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