意外と知らないゲームセンターのルール

どうも、元ゲーセン店員のiwanaです。

皆さんはゲームセンターで遊ばれた時に、

店員さんに年齢確認や、入場規制により退店させられた事ありませんか?

その他にもルールを知らなくて困った事ありませんか?

 

ゲームセンターには細かなルールが色々あるのです。

今回はその中でも知っておかないと困るルールについてお話します。

 

入場制限

ゲームセンターは風適法を守る事で営業が許可されています。

その為、18歳未満の方へは時間帯により入場制限がかかります。

 

2016年6月23日の風適法の一部改正により、現在は以下のようになっています。

・16歳未満の方は18時まで(保護者が同伴であれば22時まで)(*)

・18歳未満の方は22時まで(以降保護者同伴でも18歳未満は全て入場不可)(*)

 

(*)こちらは広島県の場合になります、概ね全国同様の規制ですが、

条例により入場制限は各都道府県で異なりますので各店舗の入場制限をご確認ください。

 

ここに記載されている年齢は現在の年齢である為、

今年16歳になる方は誕生日が来ていない場合は入場制限にかかり、18時以降入場できません。

 

基本的に高校1年生の誕生日が来ている人がOKで、誕生日が来ていない人はNGとなります。

その為、高校生であっても年齢確認が必要となる為、学生の方は学生証などの身分証を持ち歩くようにしましょう。

 

年齢確認をされた際に身分証がなければ、追い出されるケースが多いです。

なぜなら、風適法を守る事で営業を許可されているので、

これを破った営業をしていると営業停止等の処分がくだる事になるからです。

 

16歳未満が18時以降ゲームセンターで遊んでいて、

警察がその人を補導すると、店側にも管理責任が問われます。

 

ゲームを遊びたいのはわかりますが、入場制限にかかる年齢の方は、

その制限以降遊ばないようにしましょう。

 

何度も注意されたり、悪質な場合は出入り禁止等にされる可能性があるので。

また、入場制限にある保護者とは、基本的には父母をさします。

兄姉は含まれませんので注意が必要です。

ただ、叔父叔母や祖父母であれば、確認される事はないでしょう。

 

営業時間

こちらも風適法により営業時間が定められています。

店舗により異なりますが、6時〜24時までが基本ルールとなります。

 

閉店寸前であとちょっとでUFOキャッチャーのぬいぐるみが取れるや、

メダルが大当たりする、メダルが払い出し中等々あると思いますが、

ゲームセンターは営業時間を守らないといけない為、時間になると電源を切って強制的に閉店します。

 

その際のデータや金銭の保障は一切されません。

あとちょっと、5分くらいという気持ちはわかりますが、

店側としてはルールを守らないと営業が出来なくなるので、その要求は通りません。

ですので、閉店時間が近い場合はお金を使うのをやめましょう、勿体無いので。

 



返金できない

基本的に一度ゲーム機に投入したお金は返金されません。

ゲーム機についている返却レバーのようなものは、

お金が詰まった際に取り除く為のレバーになっている為、

一度センサーを通過してしまったものは取り出すことが出来ません。

 

その為、店側としてはお客様都合による返金は受け付けないゲームセンターがほとんどだと思います。

 

急な用事が入ったや、時間がない、入れ間違えた、多く入れすぎた等は返金してもらえない可能性が高いです。

 

また、お金を入れても反応しなかったからといって追加でお金を入れるのはやめましょう。

 

複数枚お金を入れていたとしても、確認できなかった場合返金や保障がされません。

 

機械のエラー等による店側の過失の場合には返金対応してくれるケースが多いです。

 



UFOキャッチャーの景品は交換できない

UFOキャッチャーで景品を獲得した後に、色が違うのが良かった、

違う種類のが良かった、からといって違う景品と交換するのは「二次交換」と呼ばれ、

風適法で禁止されている為交換する事が出来ません。

 

不良品である場合は交換する事が出来ます。

獲得前であれば交換可能ですので、獲得する前に欲しい景品を置いてもらってください。

 

私もゲームセンターで勤務していた時は、このクレーム対応が多々ありました。

法律で禁止されている事、ゲーム機にもそれぞれ注意書きが貼り付けてある事を

何度説明しても納得してもらえないケースがありましたが、

こちらとしては要求を通すわけには行かず最後は怒って出て行ってしまう方もいらっしゃいました。

 

メダルを持ち出す

ゲームセンターのメダルは名目上、「お客様に貸している」ものとなっており、

メダル自体は店舗の所有物である為、メダルを店外へ持ち出すのは窃盗と同じ扱いになってしまいます。

 

余ったメダルは必ず店舗に預けるようにしましょう。

 

ゲーム機を叩く、揺らす

イライラしたり、景品が取れないからといって揺らしたり叩いたりする人がいますが、

普通に器物破損や窃盗の罪に問われます。

 

ゲーム機の部品は割と高いので、壊してしまった際の弁償金はびっくりするほど高額になったりします。

よくあるゲーム機の画面を割ってしまうと、だいたい5万〜10万の弁済になります。

 

イラついたからグーで殴ったりすると簡単に割れてしまうんです。

たとえ逃げても防犯カメラに映ってたり、目撃者がいたりするので、警察に被害届出されると特定される場合が多いです。

 

ゲーム機毎のルール

ゲーム機によって交代制だったり予約制だったり、

UFOキャッチャーであれば何個まで取っていいであったりと、個別に細かな制限がされています。

プレイする前に確認してから遊びましょう。

 

UFOキャッチャーでよくあるのが、「この位置になったのはダメなの?」と聞かれますが、

そういう場合はたいてい「ここに止まったものはダメです」と注意書きがされています。

 

逆を言えばそこに止まるように出来ている、という事ですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はゲームセンターのルールについてのお話でした。

これらのルールを事前に知っておく事で、ゲームセンターで嫌な思いをしなくていいようになればと思います。

 

店員側目線で言いますと、書かれているルールをいちいち聞かれるとイラっとする事もあります。

よく聞かれるような事は、店側はわかりやすいようにPOPであったり注意書きを付けているはずです。

探しても無い場合は店員さんに聞きましょう。

 

少なくとも、トイレの前で店員に「トイレどこ?」って聞く事が無いように願います。

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